ステッカーはすべてMADE IN JAPANです

先日、打合せ相手と話していた時に「ステッカーを大量制作するなら中国ですか?」と聞かれて「いえ地元の町工場です」と答えるととても驚かれました。



■ MADE IN JAPANになった背景

私の作るステッカーは、最初は切り絵の要領で1品1品手作りで作成していました。今でも手作りで作るものもありますが、大量に求められるものについては知り合いの町工場にお世話になっています。

印刷工場では十数年前から紙の印刷需要がどんどん減っていて、売上が減少しているという状況が続いています。当時、中国での安い大量生産という選択肢もあったかもしれませんが、その状況もあったからか少しでも地域貢献になればと、地元の町工場にお願いするようになりました。

これまで商品説明にも日本製とはほとんど書いていなかったですが、打合せ相手から「中国製品が増える中でMADE IN JAPANは宣伝したほうがいいですよー」と教えていただきましたので、ちょっと書いてみます。
材料費や人件費の高騰などもありますが、地域貢献の姿勢は変えないつもりです。


■ 安全なものを提供するために

実は素材で使っているマグネットシートについても別の国内工場で作成してもらっています。しかし同じ国産だからと言っても、品質に斑(むら)があってはいけません。

製品の安全保障には、安全データシート(SDS)というものがあります。Safety Data Sheetの略語で、化学物質を含む混合物を提供する際に、その化学物質の物理化学的性質や危険性・有害性及び取扱いに関する情報を提供するための文書です。マグネットシートについても地元の町工場にお願いして提供いただきました。

■安全に提供するために

マグネット自体の磁力が強すぎると航空危険物になったり、他の郵便物と重なった際にそれがクレジットカードとかだった場合、カードの磁気を壊してしまう恐れがあります。そのため過剰梱包と言われるかもしれませんが、厚手の封筒に厚手の緩衝材で梱包しています。

マグネットの磁力が航空運送に影響を与えないかについても以前気になったことがあり、方位磁石を使って、荷物で方位がブレないかを実験したこともあります。3m離れた所で方位が全くブレなかったので安心してお届けできていることを実感できました。

今回の記事は制作品質とう内容でした。素人目線での確認ですが、利用していただく皆様に影響がでないよう安全を心がけています。(たぶん中国工場だったら素材ごとの品質まで配慮が及ばなかったかも…。)町工場で打合せを繰り返しながら製造できたことが、良い品質につながっていると考えています。